【コミケカタログで90年代のカップリングを調べてみた】第十回:タイタニックへLet's&Goする1998年

コミケカタログのサークルカットからカップリング表記を抜き出してカップリング表記の歴史を見ていこう的な記事、第10回です。

これまで見てきた通り、1990年代の中頃からは『SLAM DUNK』がカップリング表記界を牽引してきたわけですが、その連勝街道がストップしたのがこの1998年です。

まずは1998年の時代背景を押さえつつ、カップリング表記データを見ていきたいと思います。

【目次】

1998年に盛り上がったもの

映画

・前年『タイタニック』 →前年12月公開この年大ブーム
・ 5月『ディープ・インパクト』 →『アルマゲドン』じゃない方
・ 7月『ポケモン ミュウツーの逆襲』 →超名作
・10月『踊る大捜査線 THE MOVIE』 →レインボーブリッジが封鎖されない方

タイタニック 3D・2Dブルーレイ スペシャル・エディション(4枚組) [Blu-ray]

タイタニック 3D・2Dブルーレイ スペシャル・エディション(4枚組) [Blu-ray]

踊る大捜査線 THE MOVIE [DVD]

踊る大捜査線 THE MOVIE [DVD]

観客動員700万人・興行収入101億円の大記録で『踊る大捜査線』の人気を決定づけた映画。
コミケでも翌年の1999年からサークル数・カップリング表記数ともに急増しました。

ドラマ

・ 4月『ショムニ』 →本丸庶務課第二部隊
・ 7月『GTO』 →ポイズン反町(最高視聴率:35.7%)
・10月『眠れる森』 →キムタク案件

GTO DVD-BOX

GTO DVD-BOX

『ショムニ』『GTO』と漫画原作ドラマが大ヒットした貴重な年です。

音楽

・ 1月『夜空ノムコウ(SMAP)』
・ 2月『my graduation(SPEED)』
・ 4月『誘惑(GLAY)』
・ 4月『タイミング(ブラックビスケッツ)』
・ 5月『B'z The Best"Pleasure"(B'z)』

誘惑

誘惑

1998年オリコンシングルランキング1位。
GLAYサークルはこの年から急増。
そして伝説となった翌年の20万人ライブへと続きます。

B’z The Best“Pleasure”

B’z The Best“Pleasure”

  • アーティスト: B’z,稲葉浩志,松本孝弘,明石昌夫,徳永暁人,池田大介
  • 出版社/メーカー: Rooms Records
  • 発売日: 1998/05/20
  • メディア: CD
  • 購入: 2人 クリック: 46回
  • この商品を含むブログ (153件) を見る
B'z初のオフィシャルベストアルバム。
14曲中9曲がミリオンシングルという意味の分からないキングオブベストアルバム。
累計500万枚以上の歴史的ヒットを記録しました。
個人的にはあの前奏が長い『LOVE PHANTOM』を一曲目に持ってくるセンスが素晴らしいと思います。

この影響か、コミケでも翌年の1999年夏コミでサークル数が増加しています。

漫画

・ 2月『ROOKIES』連載開始
・ 3月『ホイッスル!』連載開始
・ 3月『HUNTER×HUNTER』連載開始
・ 7月『シャーマンキング』連載開始
・11月『ラブひな』連載開始
・12月『ライジングインパクト』連載開始

HUNTER×HUNTER モノクロ版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

HUNTER×HUNTER モノクロ版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

前年『週刊少年マガジン』に発行部数を抜かれた『週刊少年ジャンプ』が
巻き返しを図ってきていますが、前述のドラマ版『GTO』がヒットした背景もあり
発行部数ではマガジンが上回る結果となっています。
一方でマガジン作品はコミケではそれほど盛り上がらず
この年の最多表記作品は『Harlem Beat』の29位となっています。

アニメ

・ 1月『爆走兄弟レッツ&ゴー!! MAX』
・ 4月『カウボーイビバップ』
・ 4月『遊戯王』(東映動画版)
・ 4月『カードキャプターさくら』
・ 4月『ブレンパワード』
・ 4月『ヴァイスクロイツ』
・ 4月『頭文字D』
・10月『彼氏彼女の事情』
・10月『魔術士オーフェン』
・11月『超速スピナー』

頭文字D?D・セレクション?

頭文字D?D・セレクション?

  • アーティスト: デイヴ・ロジャース,エド・ボーイズ,ジリー,レスリー・パリッシュ,マン・パワー,ルー・グラント
  • 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
  • 発売日: 1998/07/29
  • メディア: CD
  • クリック: 10回
  • この商品を含むブログ (7件) を見る

春アニメのラインナップが豪華。
特に『頭文字D』は翌年にコミケでも大ブレイクすることになります。

ゲーム

・ 2月『ゼノギアス』(PS)
・ 4月『サクラ大戦2』(SS)
・ 5月『GUILTY GEAR』(PS)
・ 6月『東京魔人學園剣風帖』(PS)
・ 7月『スターオーシャンセカンドストーリー』(PS)
・ 9月『メタルギアソリッド』(PS)
・ 9月『Pop'n music』(AC)
・11月『ゼルダの伝説 時のオカリナ』(64)
・12月『幻想水滸伝Ⅱ』(PS)

東京魔人學園剣風帖

東京魔人學園剣風帖

前年の『FF7』『みんなのGOLF』などで一気に普及したPlayStationから名作が多数登場。
『メタルギアソリッド』も『GUILTY GEAR』もまだ初代です。
『東京魔人學園剣風帖』は少し遅れて人気が出たタイプで
コミケでは2000年以降にカップリング表記が多く見られるようになります。

『サクラ大戦2』はある種の節目で、月組の加山雄一が初登場した影響で、
主人公絡みのBLカップリングも発生するようになりました。

幻想水滸伝2

幻想水滸伝2

『幻想水滸伝』はこのⅡのブレイクで、人気がⅠにも波及しました。

その強さがあれば、全てを守れると思った (幻想水滸伝Ⅱ)

何度見ても最高のキャッチコピーですね。
死ぬまでにもう一回プレイしたいゲームです。

他にも『オラタン』や『DDR』などアーケードも元気な時代でした。

1998年のコミケ

夏(C54)と冬(C55)の2回開催されました。

↓当時のコミケカタログ
 

回数 季節 会場 日数 サークル 参加人数
C54 1998 東京ビッグサイト 3 33,000 380,000
C55   東京ビッグサイト 2 23,000 300,000

この頃は夏3日冬2日開催でした。

ジャンルコードとしてはこの年から「ゲーム(格闘)」から「SNK(格闘)」が分離
「ゲーム(RPG)」から「スクウェア(RPG)」が分離しています。
前述のプレステ人気もあって、同人界隈でもゲームの存在感が増してきている時期です。
f:id:Tarte41:20170828231049j:plain

ゲームジャンルが全体の4分の1まで来てますね(カップリング表記数ベースで)。
そして3位がアニメじゃなくてアイドルなのが時代を感じさせます。

1998年のカップリング表記

98-1:カップリング表記数

サークルカットに書かれたカップリング表記の数です。
いつも通り目視で数えています。

f:id:Tarte41:20170828232307j:plain

完全に右肩上がりですね。
カップリング表記が大きく普及している時期です。

98-2:カップリング表記サークル数

続いてカップリング表記を書いているサークルの数です。
f:id:Tarte41:20170828234259j:plain
前年は微妙に減っていたカップリング表記サークル率ですが
ここで一気に上昇して27%台に。
C54では全体の27.5%にあたる9,000サークル以上がカップリング表記を書いていました。

98-3:記法別ランキング

カップリング表記の記法(書き方)別のランキングです。
記法の分類については↓の記事をご参照ください。
カップリング表記の基本 - あまあまくろにくる

順位 1998夏 表記数 構成比 1998冬 表記数 構成比
1 × 8,015 61.5% × 5,597 61.0%
2 1,901 14.6% 1,330 14.5%
3 連結 1,496 11.5% 連結 1,077 11.7%
4 789 6.1% 595 6.5%
5 290 2.2% 199 2.2%
6 187 1.4% 118 1.3%
7 固有 153 1.2% 固有 102 1.1%
8 46 0.4% 28 0.3%
9 23 0.2% 26 0.3%
10 22 0.2% 20 0.2%

表記の歴史上、この1998年が×表記の最盛期です。

そしてこの年一番多かった×表記が↓
f:id:Tarte41:20170829212743j:plain
[C54カタログ P.158より]

SNKの格ゲー『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズの「庵×京」です。

この×表記に続くのが、現代ではかなり少なくなっている❤表記です↓
f:id:Tarte41:20170829215400j:plain
[C55カタログ P.439より]

最多表記は『SLAM DUNK』の「流❤花」です。
切れ込みの深い細長めのハートですね。
このハートマークの書き方で世代がバレるという話もあるので注意です。

そして現在最も多く使われてる連結表記は
この時代わずか11%程度しかありません↓
f:id:Tarte41:20170829215232j:plain
[C55カタログ P.336より]

最多表記は『鎧伝サムライトルーパー』の「征当」です。
どれも似たアングルなのは偶然です。

そして翌年の1999年から、連結表記の大躍進が始まります。
(詳しくは次回の記事で)

98-4:作品別ランキング

順位 1998夏 表記数 構成比 1998冬 表記数 構成比
1 SLAM DUNK 793 6.1% レッツ&ゴー!! 459 5.0%
2 ガンダムW 741 5.7% SLAM DUNK 391 4.3%
3 SMAP 668 5.1% SMAP 386 4.2%
4 FF7 659 5.1% ガンダムW 379 4.1%
5 レッツ&ゴー!! 658 5.0% 封神演義 365 4.0%
6 KOF 573 4.4% KOF 354 3.9%
7 封神演義 452 3.5% アンジェリーク 338 3.7%
8 アンジェリーク 449 3.4% V6 328 3.6%
9 V6 436 3.3% FF7 253 2.8%
10 るろうに剣心 421 3.2% るろうに剣心 243 2.6%

※レッツ&ゴー!!:爆走兄弟レッツ&ゴー!!
※KOF:ザ・キング・オブ・ファイターズ
※FF7:ファイナルファンタジー7

『SLAM DUNK』9連覇からの『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』

1994年夏コミから実に4年半もの間トップジャンルに君臨してきた
『SLAM DUNK』(スラダン)が遂にその王座を明け渡す時が来ました。
しかもその新王者が『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』(レツゴ)
私も完全に想定外でした。
これまで過去の同人人気作品の話を聞いても
レツゴの話は聞いたことがありませんでした。

しかも不思議なのは、パッと見スラダンサークルとレツゴのサークル数は
ほとんど同じか、ややスラダンの方が多いくらいなのに
表記数では大きな差が出ていることでした。

1つのサークルが書く表記数が多い『レツゴ』

ここで「カップリング表記を書いたサークル数」と「表記数」を並べてみると↓

作品 表記サークル数 表記数 平均表記数
スラダン 306 391 1.3
レツゴ 289 459 1.6

やはりスラダンの方がサークル数が若干多いにも関わらず
レツゴの方がトータルの表記数が多くなっています。
つまりレツゴの方が「1つのサークルが書く表記数が多い」ということになります。

f:id:Tarte41:20170829232156j:plain
このグラフを見ると明らかで、
スラダンは「1サークルカット1表記」のサークルが多く
レツゴは「1サークル2表記以上」のサークルが多いことが分かります。

実際にサークルカットを見てみると↓のようなカットが代表的です。
f:id:Tarte41:20170829225121j:plain f:id:Tarte41:20170829225049j:plain
[両方ともC55カタログ P.211より]

1枚目がドイツ代表+ブレットの海外勢推し、2枚目が烈受け固定の海外勢攻めと
複数のカップリング表記が書かれています。

こういったサークルの活動傾向の違いが
数字になって出てくるのは面白いですね。

98-5:カップリング表記ランキング

こちらは「カップリング」のランキングではなく
「カップリング表記」のランキングです。

C54(1998年夏)

順位 表記 表記数 構成比 作品
1 庵×京 161 1.2% KOF
2 木×中 114 0.9% SMAP
3 京×庵 103 0.8% KOF
4 1×2 93 0.7% ガンダムW
5 セフィ×クラ 91 0.7% FF7
6 流×花 80 0.6% SLAM DUNK
7 光×剛 70 0.5% KinKi Kids
8 征当 66 0.5% サムライトルーパー
9 火村×アリス 64 0.5% 作家アリス
  2×1 64 0.5% ガンダムW

作品別では6位の『KOF』から「庵×京」がトップ表記になっています。
逆カプの「京×庵」も3位と、作品内でのふたりの存在感が窺われます。

注目は9位の「火村×アリス」で、小説作品としては珍しいトップ10入り。
ちょうどこの時期は『京極堂シリーズ』などとともに、
コミケにも推理小説ブームがやってきています。
このあたりの詳細は同人誌『カップリング表記データブック【極】』をご参照ください。

【C92新刊】カップリング表記データブック【極】

C55(1998年冬)

順位 表記 表記数 構成比 作品
1 京×庵 79 0.9% KOF
2 庵×京 65 0.7% KOF
3 1×2 58 0.6% ガンダムW
4 木×中 54 0.6% SMAP
5 光×剛 44 0.5% KinKi Kids
6 2×1 40 0.4% ガンダムW
7 流×花 39 0.4% SLAM DUNK
8 楊×太 38 0.4% 封神演義
9 火村×アリス 34 0.4% 作家アリス
10 京×関 28 0.3% 京極堂シリーズ

冬コミでは遂に「京×庵」「庵×京」がワンツーフィニッシュ。
しかもよく見ると「庵×京」ではなく「京×庵」が上に来ています。

そして夏に引き続き推理小説から「京×関」がランクインしています。

そして今回初登場の注目株は8位の「楊×太」。
いわゆる「アンソロ事故」の王者『封神演義』の登場です。
アニメのリメイクも発表されたので、この当時との比較も楽しみです。

98-6:カップリングランキング

こちらは「カップリング」別のランキングです。

実在の人物のお名前については、事実は事実として正確に歴史を記しておきたい一方で
そのままの実名掲載は憚れるため、今回は折衷案として「姓名一文字ずつ」で記載しています。

例:跡部景吾 → [跡景]

ご了承ください。

C54(1998年夏)

順位 表記数 構成比 作品
1 流川楓 桜木花道 284 2.2% SLAM DUNK
2 [木拓] [中正] 216 1.7% SMAP
3 [堂光] [堂剛] 215 1.7% KinKi Kids
4 八神庵 草薙京 194 1.5% KOF
5 ヒイロ デュオ 158 1.2% ガンダムW
6 デュオ ヒイロ 148 1.1% ガンダムW
7 火村英生 有栖川有栖 132 1.0% 作家アリス
8 草薙京 八神庵 129 1.0% KOF
9 セフィロス クラウド 128 1.0% FF7
10 伊達征士 羽柴当麻 120 0.9% サムライトルーパー

『SLAM DUNK』の大王道「流川×花道」がトップです!

表記ランキングの順位が低いのは、表記揺れが大きいからです。
「流×花」が80表記に加えて「流花」も48表記、「るはな」も35表記あります。
逆に「草薙京×八神庵」は8割以上が「京×庵」と、脅威の集中力を見せています。
とても訓練されていますね。

そして2位と3位は名前を明記できないあの方達。
今では信じられない状況です。

C55(1998年冬)

順位 表記数 構成比 作品
1 [堂光] [堂剛] 139 1.5% KinKi Kids
2 流川楓 桜木花道 126 1.4% SLAM DUNK
3 [木拓] [中正] 120 1.3% SMAP
4 ヒイロ デュオ 107 1.2% ガンダムW
5 草薙京 八神庵 99 1.1% KOF
6 デュオ ヒイロ 80 0.9% ガンダムW
7 八神庵 草薙京 76 0.8% KOF
8 火村英生 有栖川有栖 75 0.8% 作家アリス
9 楊戩 太公望 60 0.7% 封神演義
10 伊達征士 羽柴当麻 58 0.6% サムライトルーパー

迂闊に語れないランキングになってきました。

こういう時代もあったんです!ということで、コメントは差し控えさせて頂きます。

98-7:トピックス

【カタログ初出】P禁

f:id:Tarte41:20170831211700j:plain
[C54カタログ P.649より]

コミケのサークルカットにあえて「P禁」(一般人禁止)とか書く人は基本いないので
初出がこういうカットになりました。
「J禁」とか「P禁」って単語がネタになる時期だったようです。
「J禁」は初出が前年のC53だったので、この時期該当ジャンルの活性化に伴って
普及したのだと思われます。

もちろん当記事内の「J禁」「P禁」は「JリーガーはPHSを持ち歩かないで下さい」の略です!

【カタログ初出】バカ毛


[C54カタログ P.235より]

「アホ毛」じゃなくて「バカ毛」。
そもそも「バカ毛」って単語を初めて見ました。

『ファイナルファンタジータクティクス』のサークルさんです。
話術士懐かしい。

技あり表記


[C54カタログ P.649より]

上手い!
カップリング表記としては普通に「H×D」なんですが
よく見ると上と下に数式っぽくキャラ名が書かれています。
上が「Heero Yuy」、下が「Duo Maxwell」です。
かっこE。

個人ファンサイトの広がり


[C55カタログ P.379より]

1998年はちょうどインターネットの一般利用が広がっている時期なので
サークルカットにも少しずつ個人ホームページのURLが書かれるようになっています。

↓ナデシコサイトはカットが並んでました
f:id:Tarte41:20170831225728j:plain
[C55カタログ P.574より]

普段カップリング表記の調査をしていると、この時代に作られた個人ファンサイトが
今もまだインターネットの海に漂流していたりするのを発見したりしますね。
たいへん勉強になります。

98-8:1998年まとめ

・『SLAM DUNK』9連覇!
・からの『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』が冬の王者に
・レツゴはサークル数は多くないが、1サークルが書く表記数が多い

・×表記の最盛期

・「ゲーム」「アイドル」ジャンルが勢力拡大

・C55(1998年冬)のNo.1カップリングがヤバい

・「J禁」「P禁」は「JリーガーはPHSを持ち歩かないで下さい」の略

今回は以上です。

次回はいよいよ1990年代最後のイヤー1999年になります。
ここでもまたカップリング表記界に大きな変化が発生しています。
2000年代、そして21世紀へと続くその流れを次回もしっかりレポートしていきたいと思います。

そして1999年が終わったら、一旦1990年代の総括記事を書く予定です。
いつか。

ではまた次回!

同人誌

これまで調べたカップリング表記情報は『カップリング表記データブック』という
同人誌にまとまっていますので、よろしければこちらも。

◆COMIC ZINさんに委託中です◆
http://shop.comiczin.jp/products/list.php?category_id=5603