【漫画】DEAR BOYSに見る「スポーツマンガで伝えたいこと」
DEAR BOYS ACT3(6) (講談社コミックス 月刊少年マガジン)
- 作者: 八神ひろき
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/02/17
- メディア: コミック
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ちょっと前にバスケ漫画 『DEAR BOYS act3』 の6巻が出てました。
第一部が23巻、第二部が30巻、おまけの第0部が1冊あるので
これがちょうど60巻目。
横山光輝三国志ばりの ロングラン大河バスケマンガ ですね〜。
でもそのわりに、DEAR BOYSは周りで読んでる人が少ないです。
かなC!
スラムダンクはみんな読んでるのに!
という話。
『DEAR BOYS』と『SLAM DUNK』
- 作者: 八神ひろき
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この2つは同じバスケ漫画でも描きたい物の中心が
全然違ってると思います。
超個人的な解釈ですが
・DEAR BOYS ⇒ バスケットボールそのものの魅力を伝えたい
・スラムダンク ⇒ バスケを通して『人の繋がり』を伝えたい
と思ってます。
スポーツの魅力を伝えたいのか
スポーツを通してなにかを伝えるのが主眼なのか。
スラムダンクは、最後の 「流川から花道へのパス」
これを描くために全ての巻があったと思っていいでしょう。
孤高の天才・流川が少しづつ心を開いていき、
最後に仲間を信じてパスをする。
あのシーンに心震えた人は多いと思います。
その過程でもちろん、バスケ自体の魅力も描かれていますが
それが第一義ではなかったはずです。
一方でDEAR BOYSは、バスケットボール自体に特化して
その魅力をこれでもかとふんだんに描き出しています。
練習方法に始まって、緻密な戦術、チーム毎の特色
劇的に試合の流れを変えるプレイとは?
もちろんキャラクターも魅力的ですが、
なんと言っても、試合描写が圧巻。
試合展開の緻密な描写、選手の熱気が伝わってくるかのような臨場感。
60巻を越えてもなお愛される、素晴らしい魅力があります。
※第一部は漫画の方向性が違うところを向いている(残念)ので
第二部から期待してください!
野球では
同じような構図は他のスポーツ漫画でも見られます。
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野球漫画のメジャー度としては『タッチ』の方が有名ですが、
正直、タッチって野球のシーンをほとんど覚えてません・・・^^;
ほとんど話のメインは学園・恋愛に置かれています。
対して『大きく振りかぶって』は、ただの野球ではなく
『高校野球』 の魅力を最大限に描いた作品です。
学園・恋愛要素は1%以下。タウリン1000ミリグラム配合です。(たった1g)
徹底的な取材を下敷きにした 「リアルな高校野球」。
高校野球漫画として、最高の作品だと思います。
まとめ
他にも『キャプテン翼』とか『ジャイアント・キリング』とか
『YAWARA!』とか『帯をギュッとね!』とか一杯ありますが
書き始めると寝れなくなりそうです(笑)
そして書いてたらまたイロイロ読み直したくなってきましたが
とにかく、DEAR BOYS 6巻 超アツイ展開で面白かった!
ということでおやすみなさいm(__)m