読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

【C86】夏コミにサークル参加してきました

夏が終わりましたね。
先日の8月17日(日)、コミケにサークル参加してきました。
とてもとても暑い中、スペースに足を運んで頂いた皆様
本当にありがとうございました。

サークル参加という都合上、あまり多くの言葉は交わせませんでしたが
皆様の応援が研究・同人活動の支えになっています。

今回、評論としては初参加、自分主催ではちょうど10年ぶりの
サークル参加となりましたが、かなり多くの方が本を手に取ってくれました。
中には「この本のために3日目参加しました!」と仰ってくれる方もいて
心にググッときました。

この本の性質上、読者層は女性がメインと思っていましたので
男性向けの多いコミケ3日目参加なのは大きな逆風でした。
しかし、そんな中でもかなり多くの女性の方に来て頂いて
嬉しい思いがあると同時に、「カップリング表記」や「カップリング」の注目度が
高いことも感じました。

また、女性はスマフォ・宝の地図を片手にピンポイントでサークルに
いらっしゃった方が多かったのも印象に残りました。
なので、今回は統計関連の島に配置されていましたが、冬コミへの申込の際に
評論の中でも女性向けサークル(腐女子文化研究など)付近への配置を希望してみました。
受かるかどうかも分かりませんが、まずはトライしてみます。

COMIC ZINさんで委託販売が始まりました

夏コミで頒布した『カップリング表記データブック(1982-1999)』ですが
COMIC ZINさんで通販・店舗販売が始まりました。

◆通販
COMIC ZIN 通信販売/商品詳細 カップリング表記データブック(1982-1999)

◆店舗

ご質問への回答

サークル参加当日、ご質問を受けた件について改めて回答します。
また、先日『私設図書館シャッツキステ』さんで開催された「カップリング表記夜話」
頂いたご質問も合わせてご回答いたします。

全部目視で調べたって本当ですか?

本当です。

調べるのに何時間くらいかかったんですか?

80年代~90年代の基礎調査で1,500時間くらいです。
ブログを書いたり、論文・同人誌の作成時間は含んでいません。

OCRは使わないんですか?

OCRの会社の方から
「イラストと文字の混在しているものから文字を抜き出すのは現状困難」
と、コメントを頂いています。
実際にやってもみましたが、全然ダメでした。
特に手書き文字は、文字だけのサークルカットでも精度がよくないです。

人を雇って調べたりしないんですか?

それも検討しましたが、幾つか問題があります。

・「サークルカットからカップリング表記を抜き出す」
 →作業者全員に作品・カップリング知識が必要
・「サークルカットから全文字を抜き出す」(その後タルトが表記を抜き出す)
 →単純作業にはなりますが、二段階作業になり、全体の作業量は増加

それと単純に1,500時間の作業を時給1,000円でお願いしたら150万円かかります。
企業や大学など法人ならともかく、個人には厳しい金額です。
もちろん、自分で見て調べるのが楽しい・新しい発見があるというのもありますね。

サークルカットではなくコミケの申込データから調査するのは?

「カップリング表記」ではなく「カップリング」を調べるのであれば
ベストの方法だと思います。
ただ、コミケの申込時には、普段使い慣れているカップリング表記ではなく
「攻キャラ名×受キャラ名」で書くことが推奨されています。
誰と誰のカップリングであるかはとても分かりやすいのですが
「その時代に使われているカップリング表記」という意味とはズレてきてしまいます。

また、コミケの申込データも準備会側に1980年代から残っているとは
考えにくいので、データの一貫性がなくなってしまう問題もあります。
基本的に準備会は資料は捨てない方針とは聞いていますが
残っていたとしても、おそらく整理はされていないでしょう。

冬コミは2000年代の本ですか?

ごめんなさい、確実に出ません。
2000年代を全て調べるには概算で2,000時間必要なことが分かっています。

現状環境ではこれだけの時間を割けないので、冬コミは無理にせよ
調べるための方策は考えています。

冬コミも参加しますか?

ご期待ありがとうございます。申し込みました。
今回は「カップリング表記の歴史をデータで示す」ことに重点を置いたため
個々の作品まで踏み込めませんでした。

次回は作品を軸に、キャラクターまで踏み込んだ本を作りたいと考えています。
有名な作品はもちろん、ランキングに出てこないような作品も幾つか取り上げたいと
思っています。リクエストも募集中ですのでコメント欄にでも。

「A^2」ってなんですか?

実際のカップリング表記としては、Aの二乗の形で書いてあります。
上付き文字では集計が難しいので、「^」(乗数を表す記号)を使って
データ化しています。

正直、本にする時は上付き文字にすればよかったと反省です…。
光GENJIの「A坂Aきらさん」と「S藤Aヒロさん」のカップリング表記です。

SCCなどコミケ以外のイベントも調査しますか?

時間の関係でコミケの調査を優先していますが
どこかで作品を絞って調査したいとは思っています。
なにかイベント毎に傾向の違いがあれば面白いですね。

試し読みについて

先程の『私設図書館シャッツキステ』さんに寄贈させて頂きました。
(本の表紙イラストもシャッツキステのメイド「ミーナさん」が描いてくれています)
試しに読んでみたいという方はこちらで読めます。

また、国立国会図書館にも納本しましたので、そのうち読めるようになるはずです。


改めて、夏コミおつかれさまでした!