シャッツキステさんでコミケカタログ夜話をやらせて頂きました

先日12月13日に『秋葉原カルチャーカフェ シャッツキステ』さんで
メイド夜話部『コミケ&カタログ -The Beginning-』を担当させて頂きました。
当日お越し頂いた方、準備にご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました。
まずは無事に終わり、ほっとしています。

ほっとしすぎてバッチリ遅くなってしまったのですが
どんなイベントだったのかレポってみようと思います!

メイド夜話部とは!

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メイドが毎回一人担当になり、好きなテーマを自身で選び、
そのテーマについてお客様方と語り合う部活動です。

シャッツキステイベント告知ブログより抜粋)
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ということで、普段はメイドさんが担当されているのですが、
テーマによっては、たまに私のような旅人(普通のお客さん)が担当したりします。
毎週テーマを変えて、木曜日の20:30〜21:30に行われています。

コミケカタログ夜話について

実はシャッツキステ(以降敬称略)では、
以前にもコミケカタログをテーマにした夜話が開催されていました。
2011年8月4日開催の『コミケカタログの見かた』夜話です。
この時はメイドのミソノさんがご担当されて、
「現在のコミケカタログ(主に冊子版)の見所・魅力」について
ワイルドに熱く熱く語っていらっしゃいました。

それを受け、今回の第二回コミケカタログ夜話では私が主担当として
「昔のコミケカタログ(主に冊子版)」について、語らせて頂きました。
そしてサブ担当(合いの手)として、第一回をご担当された
シャッツキステが誇るコミケカタログ番長『ミソノさん』にご協力頂きました。
ご協力頂きましたと言いながら、ほとんど頼りっきりだった気もしますm(__)m

↓今回の夜話のご紹介ブログ
厚い想いをご一緒に メイド夜話部 『コミケ&カタログ -The Beginning-』は12月13日(木)20:30〜 #sc_yawa :: schatzblog|yaplog!(ヤプログ!)byGMO

展示物

夜話の始まる1週間ほど前から、
夜話の関連資料をシャッツキステの館内に展示させて頂きました。

1990年(22年前)のコミケカタログ


分冊の時のコミケカタログ


夜話では紹介しきれない昔のコミケカタログの見所ファイル


当日配布資料

当日は、コミケカタログに関するデータを集めた
A4片面の資料を1枚配布しました。

↓こちらです
コミケ&カタログ_配布資料_確定版.pdf 直

※タルトが独自に調べたものなので、誤りなどありましたらご容赦下さいm(__)m

当日のプログラム

当日の流れは、ざっくりこんなかんじでした↓

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  はじめに
1.昔のカタログを見てみよう!
2.昔の配置図を眺めてみよう!
3.昔のサークルリストをガン見しよう!
4.昔のサークルカットをナナメ見よう!
5.昔のカタログにしかない幻のあのコーナー!
  おわりに(9時半の締め)
  おまけ:あの人は昔!
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夜話は1時間なのに詰め込みすぎじゃ?
と思ったら本当に時間が足りませんでした!

以下、夜話の流れを順に追っていきます。

はじめに

まず今日の結論

「コミケカタログは読み物としても面白い!」

今回はこれが少しでも伝わればいいなーという夜話でした。

アンケート1「コミケカタログ読んだことありますか?」

夜話にご参加の30人位のお客様(+メイドさん)にアンケートを取ってみました。

【結果】
コミケカタログ、読んだことない方は1名だけでした!
さすがコミケカタログ夜話に来るだけあって、よく訓練された皆様でしたねー。

アンケート2「カタログは、紙/ROM/Webのどれ派?」

これは複数回答可にしました。
正確に数えてはいなかったので
概算で雰囲気だけ感じ取ってもらえればと思います。

【結果】
紙・・・・・10人ちょい
ROM・・・20人以上
Web・・・10人前後
使わない・・1人

ROMが圧倒的人気でした!
ROMをベースにして、紙やWebを併用しているのが
最近の流行りなのかなーという印象です。
使わないという方は、行きたい所が絞れていて明確なので、必要ないとのことでした。

アンケート3「コミケ初参加は、有明/晴海/幕張/その他」

年齢バレしそうな気がしたので、未回答可にしました!

【結果】
有明・・・20人前後
晴海・・・7人前後
幕張・・・0人
その他・・0人

やはり有明からの方が多いですね〜。
ここ16年程ずっとビッグサイトなので、納得の結果です。
私も有明からの若輩者なので、今回の夜話は
「近年のコミケしか知らない人が、昔のコミケカタログを見てみたらこんなに面白かった!」
という視点でお送りしています。

それにしても晴海からの方も意外といらっしゃいますね。
コミックマーケットは長期に渡って愛されてるんだな〜とすごく実感しました。

1.昔のカタログを見てみよう!

コミケカタログっていつからあるの?

C21(1982年夏)からです。ちょうど30年前ですね。

当日、プロジェクタに映した資料が↓コチラです

(表紙はコミックマーケットカタログC21より抜粋)

なんと当日は、この最初のコミケカタログの現物を
お持ちになってくれたお客様がいて、みんなでその薄さに感動してました。
なにせ32ページ!(今のカタログは1400ページくらい)

分冊の歴史

なにしろ重いコミケカタログ。
現在でも約1.8キロです。
全盛期は2キロ以上あったそうです。
そのため、これまでに2回だけ分冊が試みられました。

 

夜話では現物を用意して、それぞれの分冊の特徴などを解説しました。
当日はあまり時間がなかったため、分冊の問題点については
中途半端な説明になってしまったのが個人的に心残りです。
この点はまた別途記事を書きたいと思います。

表紙イラストを趣味でPickup!


(表紙はコミックマーケットカタログC33より抜粋)
フォーチュン・クエストの迎夏生さんです。
デビュー前ですが、ドラゴンの目などが特徴的ですねー。


(表紙はコミックマーケットカタログC51より抜粋)
ミソノさんのイチオシ表紙です。
【ミソノさんコメント】
・鉄腕アトムをイメージしてるのかなー?と、当時友達と盛り上がりました
・今回調べてみて、悪魔城ドラキュラのデザインの方だと初めて知って驚きました!
・しかも手塚治虫作品の二次創作をやられていて、それがまた素敵なイラストで!!

10年以上経った今になって改めて、繋がることってあるんですね〜。
素敵です!


(表紙はコミックマーケットカタログC75より抜粋)
こちらはタルトおすすめ。
コミケカタログの表紙は、コミケ自体をストレートに描いているものは意外と少なくて
この表紙は貴重な1枚かなと思っています。
これは背景がコミケ会場の地図になっていて、「新刊ぜったい買う!」とか
可愛らしい書き込みがしてあります。
地図に書き込みしてる時って楽しいですよね〜。
これも紙のカタログの醍醐味でしょうか。

表紙イラストの謎に迫る!


(コミックマーケットカタログC42・C48より抜粋)

このC42とC48の表紙イラストには隠された秘密が!
ということで、皆様に聞いてみたところ
最初に配布した資料を見て、分かった方がいらっしゃいました。

C42の表紙が『たつねこさん』
C48の表紙が『高河ゆんさん』
ということで↓

答え:「作者が夫婦」

コミケカタログを挟んで、人生のメモリアルを刻んでますね!

背表紙イラスト

コミケカタログは、背表紙にもイラストが書かれています。
しかしこれも最初はなくて、始まったのはC37(1989年冬)からです。
C21〜C30はそもそも中綴じで、背表紙がありません。
C31〜C36は平綴じで背表紙はあるものの、イラストはありませんでした。



(コミックマーケット30’sファイルより抜粋)

当日は背表紙イラストを眺めながら、みんなでわいわいしてました!
主なコメント↓

・1993年〜1994年あたりは、『聖闘士星矢』『トルーパー』『シュラト』など『鎧モノ』が強い
アスラーダずるい!(なんと7冊に渡って登場!)
・スラムダンクはボールだけ先に出てきたので、キャラ予想が盛り上がった
・FF7からは、クラウドでもなくセフィロスでもなくティファ
・春麗の登場が意外と遅い(2001年夏に登場/スト2のリリースは1991年)
・ときメモは藤崎詩織が出てるけど、タルト的には片桐さんが好きです!(関係ない)
・C64の『炎の蜃気楼』から、小説作品が入ってくる
・↑ここからしばらく小説が強い、「等身が高くて格好いいグループ!」(ミソノさん談)
・C70では『踊る大捜査線』が登場して、遂に三次元に進出!
・C76の『HUNTER × HUNTER』から、ジャンプ作品が復権
・るろ剣ないね!
・意外と女子少ない!

背表紙イラストは時代を映していますね〜。

裏表紙タイアップ1(超有名天空の城)


(裏表紙はコミックマーケットカタログC30より抜粋)
コミケカタログの裏表紙は企業広告のコーナーになっています。
そしてC30の裏表紙は『天空の城ラピュタ』とのタイアップ。
映画公開から約1週間後にコミケが開催されています。
コミケ会場に味の素が出展していて、ラピュタのジュースを売っていたそうです。
時間の最後には100円でジュース掴み取りもしてたとか!

↓当時のラピュタジュースのCM

裏表紙タイアップ2(超有名週刊少年雑誌)


(裏表紙はコミックマーケットカタログC24より抜粋)
C24の裏表紙は『週刊少年ジャンプ』とのタイアップ。
「キミが、キミの同人誌がジャンプにのります」という衝撃の書き込みが!

その時のジャンプ↓

(週刊少年ジャンプ1983年40号より抜粋)

メディアがコミケを取り上げる時の定番としての『コスプレ』を当時も外してませんね〜
という鋭いご指摘をミソノさんより頂きました。
たしかに!

それにしても、ジャンプに葉書を出すと同人誌がもらえるっていうのは
なかなか画期的ですね〜。

この件については、以前に記事を書いているので
詳細はコチラで↓
あまあまくろにくる
あまあまくろにくる
あまあまくろにくる
あまあまくろにくる

2.昔の配置図を眺めてみよう!

C22(1982年冬)晴海


(コミックマーケットカタログC22より抜粋)

C22(1982年冬)の配置図です。
1階が「マンガ」、2階が「アニメ&SF」と、かなりザックリな宝の地図になっています。

C31(1986年冬)東京流通センター

細かいジャンル分けはC31(1986年冬)になってからです↓

  
(コミックマーケットカタログC31より抜粋)

もちろんこれが全ジャンルじゃありませんが、
キャプテン翼強いですね!
そして現在のような『男性向創作』ではなく、ストレートに『ロリコン』です!
直球すぎてぐぅの音も出ません…。

それと、高橋留美子先生のご活躍が目を惹きますね〜。

C34(1988年夏)晴海

晴海は建物が分かれていたので、キャプテン翼や聖闘士星矢は
1つの建物を丸々使っていたりしました。
それと『A館体制』と言われる、超人気サークルをジャンル問わず
A館に集中させて動線を制御する手法が取られていました。


(コミックマーケットカタログC34より抜粋)

ミソノさんのお話によると
「お使いでA館の人気サークルさんの本を頼まれた時、南館の前に並んだことがあります」
とのことでした。
地図を見れば分かりますが、A館で買うのに南館て!
しかも西館前あたりで「完売しましたー」の声を聞いたそうです。。。
A館さんパないっす!

3.昔のサークルリストをガン見しよう!


(コミックマーケットカタログC21より抜粋)

最初のコミケカタログC21(1982年夏)のサークルリストです。
この時は970サークルが参加していますが
全て「手書き」です。
しかも50音順になってないので、今イチ便利じゃないような気がします。
次の回からはちゃんと50音順になっていました。

マンガ『げんしけん』の元ネタになった筑波大学のサークル
『現代視覚文化研究会』も当時から参加していますね。(画像の赤枠部分)

4.昔のサークルカットをナナメ見よう!

フリーダム部門

昔のサークルカットは自由度が高いですねー、という話。
サークルカットをそのままブログに掲載していいのか分からないので
とりあえずどんなサークルをご紹介したかだけ書いておきます。

・「半分」の大きさのカット(高さが半分しかない)
「◯◯先生、今度麻雀しましょう」という私信だけのカット
・6サークルで一行合体のカット「アニメーション研究会連合見参」
 「アニ|メー|ション|研究会|連合|見参」と分かれています。
 ちゃんと順番に並べてくれた配置担当さんの優しさにみんなで感動してました!
・一言「おしり」とだけ書かれたカット…

フリーダムすぎますよ!!

カップリング部門

BL等で使われる「攻め × 受け」という表記はいつ頃生まれたか!という話。
コミケカタログだけを参考にしていて、しかも目で見て調べてるので
あくまで参考までというレベルで御覧ください。

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【BL古生代】C21(1982年夏)〜
この時代はカップリングの表記自体がほとんどありません。
お越し頂いた方からは
「当時は合同誌がメインだったので、カップリングを決めてそれ単体の本というのはなかったんじゃないか」
というお話を頂きました。
なるほどなるほど〜。

その中で無理くりカップリング表記を探したら
「シャア [ハートマーク] ガルマ」のカットがありました!

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【BLジュラ紀】C27(1984年冬)〜
サークルカットにカップリングの表記が出てきます。
ですが、×ではなく、「&」「[ハートマーク]」「・」などが使われています。
例:「小次郎&健」「健・小次」

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【BL白亜紀】C29(1985年冬)〜
遂に『攻』『受』の表記が登場します!
例:「若島津受本」「小次受本」「健<攻>小次<受>ONLY本」「健受 小次攻」

この辺りから、役割を明示するようになってきています。
ただ、攻めと受けの書く順番は統一されていません。

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【BL新世紀】C33(1987年冬)〜
満を持して、コミケカタログ初の「×」が登場!
しかも、これまでカップリング表記の歴史を牽引してきた『キャプテン翼』に変わって
『聖闘士星矢』からの出典でした。
そのカップリングはなんと・・・

「氷河 × アイオリア」

でした!
意外なカップリングですね〜。
しかもイラスト的には、アイオリアが攻めてるように見えるので
攻めと受けの順番はまだ定着してないのかも知れません。
しかもこの時ご紹介したカットはミソノさんもご存知の超大手サークルさんで
藤本ひとみ先生に見初められて、コバルト文庫の挿絵を描かれている方とのことでした!

カップリング表記ひとつ取っても、歴史を感じますね〜。
コミケカタログ楽しいです!

5.昔のカタログにしかない幻のあのコーナー!

同人誌売上ランキング

こんなの出しちゃっていいんですか!?と思いつつ
ここではC28(1985年夏)掲載のランキングをご紹介しました。


(コミックマーケットカタログC28より抜粋)

時代を感じさせる「田原俊彦本」や、現在もご参加されている
さえぐさじゅんさんのサークルもランキングされています。

サークル相関図

そもそも『サークル相関図』っていう意味が分からなかったのですが、コチラです↓


(コミックマーケットカタログC22より抜粋)

どのサークルとどのサークルが仲がいい、みたいな相関図です!
画像ではほとんど読めないと思いますが、手書きでここまで作るとは!!


(コミックマーケットカタログC22より抜粋)

その中から『東京女子大学漫画研究会』の周辺をピックアップしてご紹介しました。
この前年の発行誌『やっはる〜っ No.10』に今市子さんの漫画が掲載されているそうなので
この当時もいらっしゃったのかなと予想しています。

それにしても、これを作るのはめっちゃ楽しそうですけど・・・ほんとスゴイです!!

あなたの注目する同人誌の描き手は?


(コミックマーケットカタログC24より抜粋)

これは1983年の記事ですが、その後プロの作家さんになった方も多いですね〜。
例えば『木戸恵』さんは、炎の蜃気楼の挿絵を描かれていた『浜田翔子』さんです。
私の大好きな『末弥純』先生もいらっしゃいますね!

ブロックノートセレクション

『ブロックノート』は、サークル参加者だけで回して自由に書くノートで
コミックマーケットではC58(2000年夏)まで実施されていました。
サンシャインクリエイションでは現在もあるそうですね。

その書き込みの中で面白そうなものをピックアップして紹介していたのが
『ブロックノートセレクション』というコーナーです。
夜話では何作品かご紹介しましたが、その中で人気があったのが↓こちらです。


(コミックマーケットカタログC39より抜粋)

フローチャートです。
コミケに行かないと夏が終わります!
行ったら行ったで、会場を走っていると夏が終わります。(良い子は走っちゃダメ!)

コスプレ更衣室アンケート


(コミックマーケットカタログC47より抜粋)

C47(1994年冬)の番組別コスプレランキングです。
圧倒的に幽白ですね!
非常に女性が多いです。


(コミックマーケットカタログC47より抜粋)

続いてキャラクター別ランキングです。
蔵馬+飛影で130人も!!
セーラームーンからはセーラーウラヌスが人気。
さり気なく男性が2人いることで盛り上がっていました。
春麗は男性ゼロですね!

おわりに(9時半の締め)

昔のコミケカタログどこで読めるの?

昔のコミケカタログはこちらで読むことが出来ます↓

国立国会図書館』無料で読めます。全てではないですが、ROM版もあります!
米沢嘉博記念図書館』土日も利用可能で、表紙も綺麗です!
京都国際マンガミュージアム』関西ではこちらに全冊あります

コミケカタログは読んでみると意外と楽しいので、よろしければぜひ!

ミソノさんから一言

ここで最後にミソノさんより、夜話のシメとなる熱いメッセージを頂きました。
一部抜粋してお送りいたします。

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コミケカタログには、たくさんいろんな歴史が詰まっていると思います。
行っても行かなくても見ているだけで楽しいですし、その時の空気感というのが
ものすごく詰まっていると思います。

スタッフさんとかサークル参加者さんの、その時々で「すっごくこれが書きたい!」とか、
バッテンの歴史にもあった「うっかり間違えて逆の買っちゃったー><」みたいな
みんなのノウハウが少しずつ集結して、今の形になってきたと感じてます。
そして、必ず前のよりも今回がいろんな所が変わっていて良くなっていると思います。

今年のコミケは大きな事件がありまして、特定のジャンルの方の参加を見合わせて頂く
ということに今の時点ではなっていますが、こういう歴史的なターニングポイントに
おいたとしても、この先私達が今回のコミケに楽しく参加して、楽しく乗り切ることで
たぶん次のカタログには「楽しかった!」「次がんばろう!」っていう
マンガレポートがいっぱい来るんじゃないかなと思ってます!

(中略)

例えば80年台のカタログを見てみると、今と全然絵柄が違いますし、
流行りの絵柄・技術・印刷技術が全然違ってきているので
これがまた10年後、20年後どうなるんだろうねとすごく楽しみになります。
それがカタログでまとまって見れるというのは、とても素敵なことだと思います。

30年でこの厚さになったということは、10年後20年後は
このくらい(倍くらい)になって6日間開催になってたり、
もしかしたらものすごい進化をしていて、チップのようなものをピッと入れたら
「お目当てのサークルは曲がって右200メートルです」
みたいになってるかも知れませんねー。楽しみです。
これからのコミケカタログの進化を期待しています!

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ミソノさんのコミケカタログへの愛がぐんぐん伝わってきますね!
今年からWeb版も始まって、これからのカタログが本当に楽しみです!

おまけ:あの人は昔!

今では有名なあの作家さん、あの会社さんが
コミケに参加していた時はこんなかんじでした!というおまけコーナーでした。
ご紹介したのは↓

・CLAMPさん(C34〜C39)
・森薫さん(C57・C58)
・TYPE−MOONさん(C56〜)
・羽海野チカさん(C47とC57をご紹介)
・上海アリス幻樂団(C52〜C55のアミューズメントメーカーズ時代をご紹介)

当時のサークルカットや配置図を交えてご紹介させて頂きました。
CLAMPさんも最初は島中配置でしたね。

レポは以上です!

夜話も相当時間をオーバーしましたが、レポも長いですね。
最後までお読み頂きありがとうございましたm(__)m

発表の機会を与えて頂いたシャッツキステの皆様、
特に、私の拙い進行を陰に陽に支えて頂き、夜話に命を吹き込んでくれたミソノさん
さらに、こんな素晴らしいコミケカタログを作成して下さっているコミケスタッフの皆様
そして、当日ご参加頂いた皆様のおかげで、とてもとても楽しい夜話になりました。
この場を借りまして改めて御礼申し上げます。

今回の夜話を通して、コミケカタログの魅力が少しでも伝わったら嬉しいです。